New 2024.11.18 学術イベント
Project Outline
バイオ医薬品の価格の高騰やアンメットメディカルニーズへの対応から新規な創薬モダリティの創出が求められています。合成高分子は種々のモノマーを共重合するだけで無限の多様性を有する化合物ライブラリーを容易に構築可能であるため、次世代医薬として有望です。しかし、合成高分子の分子量やモノマー配列の制御は難しく、再現性良く均質な化合物を生産することが難しいため、医薬品として実用化された例は殆どありませんでした。
最近、高分子の重合技術や精製技術が急速に進歩し、分子量や配列が完全に規定された様々な高分子『精密高分子』を合成できるようになりました。本技術を進化させることでこれまで不可能と思われてきた高分子医薬を実現できる可能性があります。本学術変革領域では、急速に発展している高分子合成分野の研究者と、指向性分子進化法、インシリコ創薬等の創薬分野の研究者が協同し、技術を進化、融合することで精密高分子医薬という新たな学術領域を創出することを目指しています。同時に、精密高分子医薬という次世代の創薬モダリティを実現します。
星野 友
領域代表
Research Groups
精密高分子からなる医薬品を開発するためには、莫大な多様性を有する高分子化合物のライブラリーを構築すると同時にライブラリーから選抜された高分子化合物を再現性良く精密合成する技術の開発が必要不可欠です。A01班では、多様な構造を有する高分子のライブラリおよび目的の構造を有する精密高分子を再現性良く合成する手法の開発を目指します。また、 A02班、 A03班と連携してライブラリーの中から効率よく高い生理活性を有する高分子を選抜する手法を開発し、A04班と連携して同候補分子の in vitro / in vivo における機能を評価して、精密高分子医薬の実現に貢献します。
星野 友
九州大学
精密高分子は、次世代の薬剤分子として非常に魅力的な新規モダリティです。精密高分子の薬剤分子としての可能性や潜在能力を明確化・最大化するため、A02班では、精密高分子群をライブラリーとして用いる新しい分子進化工学的手法”精密高分子進化システム”を実証・構築することを目指します。また、分子認識型核酸(アプタマー)と精密高分子からなる新規コンジュゲート分子の設計に挑戦し、A01、A02、A03班と連携して同コンジュゲート分子の in vitro / in vivo における機能評価を積極的に行うことで、精密高分子医薬の実現に貢献します。
吉本 敬太郎
東京大学
精密高分子からなる医薬品を実現するためには、精密高分子が生体分子に対して発揮しうる親和性や特異性を明らかにすることが必要不可欠です。そこでA03班では、A01班ならびにA02班によって分子認識能を最適化された精密高分子に対して、さらなる高親和性を発現するように生体分子側の配列や構造を進化(最適化)させます。高い親和性と特異性を併せもつ精密高分子・生体高分子の組み合わせを多数同定し、得られる複合体の構造を解析することにより、精密高分子の標的分子認識機構を明らかにします。また、BLAST等を利用して精密高分子が標的とすべき疾病関連分子を見出し、A04班と共に精密高分子医薬の実現に貢献します
澤田 敏樹
東京科学大学
高分子構造の不均一性は、薬剤として性能低下の原因となるだけでなく、重篤な副作用の原因ともなります。そのため、配列と鎖長が均一化された精密高分子は、安全性の高い合成材料として創薬への応用が期待されています。しかし、精密高分子の医用応用には、標的との親和性と静脈内投与後の血中滞留時間を延長させる必要があります。A04班では、A01班、A02班、A03班がスクリーニングした精密高分子を薬物送達キャリアである脂質ナノ粒子(LNP)に搭載し、精密高分子の標的親和性と血中滞留性を向上させることで、精密高分子の医用応用実現に貢献します。
小出 裕之
静岡県立大学
Activities
New 2024.11.18 学術イベント
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2023.04.13 お知らせ
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2024.06.13 論文発表
2024.03.27 論文発表
2024.01.30 論文発表
2023.12.28 論文発表
2023.12.20 論文発表
2023.10.16 論文発表
2023.08.25 論文発表
2023.07.31 論文発表
2023.07.18 論文発表
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